お金の教育【マッチポンプ売りの少女】
情報は操作されているため、背後の意図を読み解く必要がある。
世の中に出回っている情報で、中立的なものはありません。
すべて発信者が受け手側を自分が誘導したい方向に向かうように操作されています。
朝〇新聞の報道が、反日なのは、もう有名すぎる話ですが、
これは何も〇日新聞だけに限りません。
本来、数字自体は中立的な物ですが、発信元はその数字の見せ方や
利用の仕方を自分の都合の良いように変換しています。
例えば、日本年金機構の年金が「コロナショックで●兆円減った」
という報道がありました。
それは、日本年金機構の運用の稚拙さ、
しいては現政権の無能さを国民にプロパカンダするためです。
ただし、この〇〇兆円減った。という一瞬の出来事は正しいかもしれませんが、
その後、経済急回復により、コロナ以前と比べて大幅に資産は増えています。
報道したマスコミ各社は、同様にこのことも伝えるべきです。
両方の出来事を伝えた上で、コロナという未曾有の事態でも、
現在の分散投資であれば対応できるということを伝えるべきです。
今回紹介するの本は、前回と同じ著者のものです。
マネー・ヘッタ・チャン著
「マッチポンプ売りの少女」
マッチポンプとは和製英語です。
英語ではありません。
自分でマッチで火をつける一方で、ポンプで消化する。
意図的に自分で問題を起こし、自分で解決することです。
または、自作自演と言います。
この本の中で、保険会社の話が出てきます。
私の親族に保険会社に勤めている人がいます。
これまで一切関りがなく、会ったことすらなかったのですが、
就職と同時に、急に会うことになり、その方が進める保険に入りました(笑)
当時大学生だったこともあり、保険の必要性を説明された結果、
「なるほど、そういうものか」と思い、コロッと保険に加入しました。
個人情報保護法がある現在でも、親族間の情報は容易に漏れると思います(笑)
笑えませんが、実態はそうだと思います。
今の私なら、確実にその保険に加入しません。
そもそも、他者と比較検討せず、いきなりその保険に入るというのはリスクです。
今ならそういう知識もあり、話も出来ますが当時はありません。
社会人になる前というのが非常に巧妙です。
ターゲットの特性と親族という(その時以来会っていませんが)状況を利用し、
販売する戦術はなかなか良いと思いました。
数年間払い続けましたが、これも良い経験です。