まだ間に合う!子どもの資産を運用するならジュニアNISA
まだ2年ある。160万を非課税で運用できるのは大きい
先日同僚と昼食の帰り、何気ない会話から投資の話になりました。
お互いに子供の年齢が同じということもあり、
どのように教育費を準備しているのか?という話題になりました。
そこで説明したのが、NISA口座の開設と運用です。
彼を含め、この手の話題は過去に何度か話をしたような気がしますが、
人は自分の興味がないことは聞いても記憶しません。
それは仕方ないことだと思います。
ただ、この制度は子供がいる家庭はぜひ利用してほしいと思っています。
教育費用は決して安くありません。
資本は限られているため、少しでも賢く資産を運用したいですね。
それでは、早速ジュニアNISAについて紹介します。
「SBI証券のジュニア」のページから抜粋
>>>SBI証券のHP
1.ジュニアNISAの特徴
①上場株式・ETF・REIT・ETFの配当金、売買益が非課税になる
②非課税枠は、80万円/年(XX年1月1日-12月31日の1年です)
③2023年12月末に廃止される
④2024年以降から払い出し可能
①上場株式・ETF・REIT・ETFの配当金、売買益が非課税になる
通常は、配当金、売買益に対して20.315%の税率で課税されます。
この差は大きいです。
②非課税枠は、80万円/年(XX年1月1日-12月31日の1年です)
年間にいくらでも購入できるわけではありません。
このあたりは、不正が行われないように、しっかりと規制があります。
なお「なぜ80万円なのか?」は分かりません。
③2023年12月末に廃止される
ジュニアNISAは残念ながら、2023年末に廃止が決定しています。
理由は「人気がないから」です。
不人気の理由は、資金の拘束期間が長すぎたためです。
どういう事かというと、
ジュニアNISAは、最大5年間=400万円の非課税枠が利用できます。
ただし、その運用資金が払い出し出来るようになるのは、
”成年(20歳。将来的には18歳)になってから”でした。
ジュニアNISA=子供の教育費を運用するために設計。
教育費用は大学以降に必要でしょ?
という役人の考えでデザインされたのだと思います。
(でも20歳だと入学金や授業料に間に合わないんですけどね。。。)
こうした理由から、ジュニアNISAは2016年に制度を開始しましたが、
不人気商品となり、廃止が決定されました。
怪我の功名ではありませんが、それにより、以下の特徴が誕生しました。
④2024年以降から払い出し可能
廃止が決定したことで、資金を2024年以降にいつでも払い出し可能になりました。
これにより、現在駆け込み需要が発生し、口座開設数が伸びています。
当然だと思います。
2.ジュニアNISAのメリット
既出ですが、配当金、売買益が非課税になることです。
なお、非課税期間は購入年から起算して、5年間です。
例:2021年購入したETF→2025年まで非課税
その後の選択肢は2つです。
①非課税期間内に、現金化する。
②新設したジュニアNISA口座へロールオーバーする
おすすめの選択肢は②です。
購入する商品によりますが、保有年数が長いほど評価額は大きくなり、
それに比例して、利益も大きくなるからです。
では、一方で
3.ジュニアNISAのデメリット
損益通算が出来ない。
ジュニアNISAは、損失、利益どちらの場合でも、
特定口座や一般口座と損益通算は出来ません。
制度上、〇〇NISA系は、それ単体で独立しているため対象外です。
同僚と会話したのは、ランチからの帰り道だったので、
それほど深く会話出来ませんでした。
ただ、彼の興味を引いたのは間違い内容でした。
またどこかで時間ちょうだい。
と言われたので、事前に調べたことをメモ帳代わりに記しました。