ジュニアNISAの注意点【継続管理勘定にロールオーバーする】
ジュニアNISAは非課税期間終了後、必ずロールオーバーする
今回は、ジュニアNISAで資産を運用している人が、
注意すべき点について紹介します。
長男、次男ともにジュニアNISAで教育費を運用しています。
ジュニアNISAは、開設者があまりにも少ないため、
2023年以降は、廃止が決定しています。
つまり、2023年12月31日を以て、ジュニアNISAは終了します。
これはすべてのジュニアNISA口座を持っている人が対象です。
冒頭ですでにお伝えしていますが、注意点について紹介していきます。
ジュニアNISAで資産運用している人が注意すべき点
非課税期間が終わった商品から、順次ロールオーバーすることです。
これをしなかった場合、課税口座に自動的に移されます。
つまり、売却益や配当金に税金がかかります。
せっかく、非課税で運用できるのに、この特権が使えない場合、
通常の特定口座で運用しているのと変わりません。
ジュニアNISAの最大のメリットである非課税が使えないのは、残念なことです。
・ジュニアNISAのロールオーバーのイメージ
参考元:楽天証券のジュニアNISAロールオーバー(非課税期間延長)とは
私のジュニアNISA使用状況
私は2021年から長安、次男の資産をジュニアNISAで運用し始めました。
2021年:80万円(ほぼ非課税枠使用済み)
2022年:80万円
2023年:80万円
合計:240万円
そして、2024年以降は廃止が決定しているため、
これ以上は買い足すことが出来ません。
払い出し制限は撤廃されつつ、継続してくれれば。
ですが、廃止されるから払い出し制限が撤廃されるのですね。
そして、購入した商品は、それぞれ5年間の非課税期間があります。
ジュニアNISAは廃止されますが、この期間は非課税扱いで管理されます。
それぞれの意味は、
2021年購入商品:2026年まで非課税
2022年購入商品:2027年まで非課税
2023年購入商品:2028年まで非課税
ということです。
非課税期間は、商品購入から5年間しかありません。
もしも、5年目が終わるまでに手続きしないと、
課税ジュニアNISA口座に移されてしまいます。
この点は、さきほども説明ました。
どの時点で引出すかはそれぞれの家庭環境によって異なりますが、
非課税期間内に売却しないと、この制度の旨味を利用できません。
経験上、投資信託や優良株式の場合、保有期間が長ければ長いほど、
取得価額との差が大きくなります。
つまり、時間の経過と共に得られるリターンが大きくなるということです。
まだ当面先ですが、ジュニアNISAで運用している商品は、
非課税期間を過ぎる前にロールオーバーを行う。
この点だけは、しっかりと覚えておいた方が良いと思います。