ジュニアNISAの注意点【個別銘柄NG。インデックスに投資する】
ジュニアNISAで購入する場合、インデックスに投資する。
銘柄選定に自信があり、資金に余裕がある場合は個別銘柄でも良いのですが、
私を含め大半の方はそうじゃないと思っています。
ましてや、将来の学費(教育資金)のために運用しているので、
堅実な運用を目指す人が大多数を占めると思っています。
そうであるならば「個別銘柄」ではなく「インデックス投資」を行った方が、
将来的に収支がプラスになる可能性が高いです。
インデックスとは?
指数の事です。
イメージしづらいと思いますので、以下に指数の例を提示します。
・日経平均株価(日経225)
(日本の代表的な225社の平均株価)
例:トヨタ、ソフトバンク、ユニクロ等
・S&P500
(アメリカの代表的な500銘柄の時価総額を基に算出しています)
例:アップル、グーグル、マイクロソフト等
です。
では、なぜジュニアNISAでインデックス投資を勧めるのか?
それは、
ジュニアNISAでインデックス投資を勧める理由
①用途(教育費、学費)と必要時期(高校、大学)が決まっているため
②広範囲のマーケットに投資するため、大勝はしないが、大負けもしない
それぞれ説明していきます。
①用途(教育費、学費)と必要時期(高校、大学)が決まっているため
ジュニアNISA=20歳(2021年8月時点の情報)以下を対象とした非課税口座です。
つまり、この口座を使用する人(親または祖父母などの親権者)の目的は、
高校または大学入学時に必要となる入学金、授業料を貯めるためです。
これが用途の意味です。
そして、最大公約数で言うと、高校は16歳になる年齢から。
大学は19歳になる年齢から始まります。
人によっては、高校の3年間(私立)のために。
人によっては、大学の入学金、授業料のためにと様々です。
これが必要時期の意味です。
次に、
②広範囲のマーケットに投資するため、大勝はしないが、負けづらい
用途と時期が定まっているため、失敗できません。
投資に絶対はありませんが、負ける確率が低く勝ちやすい投資なら存在します。
それが、インデックスに投資することです。
冒頭で説明したインデックス=指数です。
例えば、以下はS&P500の推移です。
1980年から2021年8月現在まで(約40年分)のチャートです。
株価は乱高下を繰り返していますが、右肩上がりに推移しているのが分かります。
2008年のリーマンショック。
2020年のコロナショック。
ともに大きな下げを経験していますが、その後も株価は回復しています。
つまり、この40年においてS&P500に投資していた人は、
勝っていた確率が非常に高いと言えます。
S&P500は指数の1つではありますが、
組み込み銘柄が少な目なため(500社のみ)、個人的には少し不安です。
米国を代表する500社から構成されているため、パフォーマンスは高いです。
個別銘柄の場合、運よく当たればテンバガー(株価が10倍になること)
というのも確率的にはありえます。
ただし、どの銘柄が良いのかは、私のような素人には選定できません。
そのうえ、必要時期(高校や大学入学時)にも勝っているという条件付のため、
非常に難易度が高いです。
こうした理由から、素人がジュニアNISAで個別銘柄を選ぶのはNGなのです。
より勝率の高い、インデックス投資を選んだ方が良いのです。
個人的にS&P500への投資は少しリスクがあるため、
VTIや全世界株式のような、より広範囲に投資する銘柄がおすすめです。
ただし、インデックス投資にも1つだけ不安要素があります。
それについては次回説明します。