株価暴落時の対処法【必要な教育費(金額)のみ引き出す】
入学金、授業料等、その時に必要な金額だけ引き出す
冒頭ですでに答えを言いましたが、万が一暴落時と重なった場合、
全額を引き出さずに必要な分だけを引き出します。
これはどういう意味かというと、
必要な分だけを引き出す理由
①初期費用として必要な金額と実際に貯金出来ている金額が異なる
②暴落後も一定の時間が経過すると株価は回復する傾向にある
①初期費用として必要な金額と実際に貯金出来ている金額が異なる
これまで大学の学費や一人暮らしの費用のために資金を貯めてきました。
人によっては目標金額が異なるため、何とも言えませんが、
仮に1,000万円貯められたとします。
そして、最初に必要となるお金は(かなりざっくりですが、)
・入学金:25万円
・1年目の授業料:150万円
・アパート代、敷金、礼金(1人暮らしする場合):30万円
・家具家電代(1人暮らしする場合):10万円
などです。
これらの初期費用は決して安くはないのですが、
合計で、215万円です。
1,000万円ー215万円=785万円。
この時点では、785万円は不要です。
つまり、仮に1,000万円を目標にしており実際に貯められていた場合、
初期段階で必要なのは、215万円であり、全額引き出す必要はありません。
残り785万円は、そのまま運用しておけば良いです。
②暴落後も一定の時間が経過すると株価は回復する傾向にある
過去の暴落の例から、一時的には大きくマイナスになりますが、
その後株価は底を打ったあと、緩やかに回復します。
(コロナは回復が急すぎましたが)
そして、発生から半年ほどすれば、
ほとんどの場合、暴落前よりも株価は回復する傾向にあります。
そのことを過去の事例が証明しています。
前回も紹介しましたが、
参考元:三井住友Dアセットマネジメント
実際に目の当たりにすると、冷静でいるのはなかなか難しいと思います。
教育費は、用途と使用時期が決まっている失敗出来ない資金のため、
もしも暴落時に引き出さざるを得ない場合、心中穏やかではありません。
私もどこまで冷静でいられるか、、
ただし、今回のコロナの一時的な大きな下げを経験したため、
これがある程度の指標となることを体験からも理解しています。
実際に、20年3月以降2カ月間にわたり、ポートフォリオがマイナスでした。
ただし、3ヵ月目(20年6月)からプラスに転じて、今では大きなプラスです。
こうした小さい成功を経験しているだけでも、
焦って損切するリスクを減らすことが出来ます。
今回の考え方の根本は②の理由が大きいです。
①は②という前提があるからというのが正確な表現です。
そして、今後10~20年はインドを中心に世界経済は成長を続けるため、
まだこの考え方は成り立つ考えています。
これはあくまで私個人の考え方であり、実際の成果を保証するわけではありません。
その点はご注意ください。