株価暴落時の対処方法【過去の株式市場の動きと今後の経済成長性を見る】
一時的な下落はあるが、今後も世界経済は右肩上がりに成長する確率が高い
株式市場の暴落は今後も数年に1度の頻度で必ず訪れると考えています。
・新規感染症(現在のコロナとは別)の蔓延
・中東地域での戦争勃発
・中国の体制崩壊(これが直近で最も可能性が高いと考えています)
等々。
以下は参考までに過去の株式市場の暴落事例です。
・株式市場に影響を与えた過去のショック一覧
結構な頻度で発生していることが分かります。
そして、これらは私達にはどうすることも出来ません。
逆に言うと「こういうことは必ず数年に1度の頻度であるものだ」
と認識することが大切です。
まずはここからです。
少し話がそれますが、現在世界に200か国を超える国があります。
それらの国々がお互いに平和に、安全に、相手のことを慮り平和発展を願う
という構図にはなっていません。
大航海時代以降、覇権国家というものが存在し、
その国を主役として、世界物語は形成されています。
現在で言うと、以下のような登場人物です。
主役:アメリカ
ライバル:中国
準主役:EU、ロシア、日本、インド
その他:ASEAN、カナダ、オーストラリア、韓国
特に主役とライバル、準主役の動きは非常に重要です。
これらの動きにより、世界経済は大きく動きます。
2015年のAIIB事件から端を発する米中覇権戦争がはじまり、
世界は戦争状態にあるため、安定などするわけがありません。
お互いに経済的な結びつきが強く、核兵器を保有しているため
大規模な戦闘行為(日本人が一般的に考える「戦争」)には、発展しません。
ただし、アメリカが覇権を譲るとは思えないため、
中国が潰れる(共産党が崩壊し民主政権の誕生)までこの戦争は続きます。
こうした背景から、今後も経済ショックは起こります。
それを認識し、それを織り込んで運用をするのが現実的な運用方針だと思います。
とは言え、やはり自分の試算が目減りするのは精神的によくありません。
暴落コワイ。。。と誰しも思うはずです。
足がすくみ、踏み出す勇気が持てないのも分かります。
そんな方には、1つの指標をお伝えしたいと思います。
株価暴落時に学ぶ過去の暴落後の事例
文中で説明したとおり、
2002年7月から、2021年8月現在前、7回大きなショックを迎えています。
では、そんな大惨事が起こった株式市場は以降どうなったのか?
以下は三井住友DSアセットマネジメントの資料です。
分かりやすいため、そのまま使用させてもらっています。
参考元:「株式市場急落への備えは?以外に頻発するショックと株式市場の下落」
底値から起算し半年後の株価はすべて回復していることが分かります。
過去の複数の事例から分かったことは
「一時的に株価は急落したがその後回復している」です。
今後ショックが起こった場合も同様に適用できるのか?
これを考える1つの指標が「世界経済の成長性」です。
2002年から2021年現在までのGDP推移は以下です。
約2倍以上になっています。
参考元:通商白書「グローバリゼーションによる世界経済の発展」
そして、2021年8月現在も世界経済は右肩上がりに伸びており、
今後も成長する確率が高いと言えます。
今後の10~20年はインドの時代になると言われており、
世界経済の牽引が期待されています。
(あくまで私個人の見解です)
ということから、以後ショックが起きた後でも同様に株価は回復すると
考えるのは無理のない話だと考えています。