教育費を貯めるうえでの注意点【大学授業料のインフレ率】
大学の授業料は年々高くなっており、インフレ率に注意が必要。
私は教育費として、1人当たり2,000万円を貯める計画を立てています。
この2,000万円は、おもに大学以降の4年間を想定しています。
高校までは公立で進む前提です。
高校までの費用は、普段の生活費から捻出するつもりなので、
もしも私立に進むことになった場合は相当大変です。
ジュニアNISAや投資信託のお金を使う予定はありません。
2,000万円もいるのか?というツッコミに対しては、
そこまで必要ないかもしれないが有って損することはない。と考えています。
長男、次男ともに大学進学まで10年以上あります。
とはいえ、授業料の推移を知ると、あまり安心できない現実もあり、焦りを感じます。
私立大学と国立大学の授業料の推移
1989年から2017年までの私立と国立大学の授業料の推移を纏めました。
”インフレ率の高さ”が目立ちます。
・授業料の推移(1989年→2017年)
国立大学:35.8%UP(年平均1.23%UP)
私立大学:26.4%UP(年平均0.91%UP)
直近の10数年は落ち着いています。
それでも1989年からの推移を考えると、上昇率は高いです。
続いて日本の物価の推移を見ていきます。
比較対象がなければ、大学の授業料の上昇率が高いのか低いのか判断が出来ません。
1989年から2017年までの消費者物価指数(総合)
1989年から1999年にかけて、かなりの上昇率です。
が、それ以降は緩やかに下降し、また少しずつ上昇しています。
・消費者物価指数の推移(1989年→2017年)
11.85%UP
参考元:総務省 「消費者物価指数」
授業料の上昇率と物価指数の推移を比べてみると、
”大学の授業料のインフレ率は高い”ということが分かります。
そして、今後も授業料は「物価指数以上に上がっていく可能性が高い」と言えます。
このことは、現在の国立、公立、私立大学の授業料を目安として設定していた場合、
将来的に資金が不足する可能性があるとも言えます。
なぜなら、インフレが進行するからです。
せっかく貯めたのに、足りない。というのは不幸です。
最悪、進学をあきらめる事にもなりかねません。。。
これを避けるためには、現在の大学の授業料にあらかじめ「インフレ率」を
考慮した金額を設定する必要があります。
これについては、次回の記事で説明したいと思います。