GPIFの2020年までの運用実績【21年7月時点】
先月も紹介しましたが、今月時点のGPIFの運用成績を紹介します。
我々の年金の一部を運用している機関です。
日本は世界中で最も早く超高齢化社会を迎えます。
年数を追うごとに、高齢者の比率が上がり、国力の衰退が懸念されます。
当たり前ですが、少子高齢化が進むと年金を支払う人口が減り、逆に年金受給者が増えていきます。
GPIFは、年金保険料を支払う現役世代の不足分を運用益で補填します。
ポートフォリオは、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券を各25%ずつ投資しており、リスクを取り過ぎない運用をしています。
以下は、2001年から2020年までの運用成績です。
過去に「消えた年金」というショッキングな見出しのニュースを見た記憶がありますが、以下を見ると、消えた以上に増えていることが分かります。
マスコミの報道は明らかに偏っていることが証明されています。
・GPIFの2001年~2020年までの運用成績
参考元:GPIFのHP「2020年度の運用状況」から抜粋
2020年の収益額が異常に高いのは、コロナ後の急回復が影響しています。
こうしてみると、コロナの影響の大きさが分かります。
続いて、2020年までの累積の成績を紹介します。
・2001年~2020年度までの累積収益
収益率:+3.61%
収益額:+95.3兆円(厳密には、95兆3,363億円)
という途方もない累積です。
続いて、投入資金と運用益のグラフです。
えんじ色=市場運用分
カーキ色=投入資金
・市場運用開始からの運用資産額
2015年以降からは、投入資金がまったく分からないくらい市場運用分(収益)が増えているのが分かります。
安易に決定するのは危険ですが、15年が一つの目安と考えています。
長男の資産も約15年運用できる計算です。
この流れに乗って運用爆発で資産を増やしていきたいと思います。