GPIFの2020年までの運用実績
我々の年金を運用しているGPIFの2020年までの運用状況を紹介します。
収益率:+3.37%
収益額:+85.3兆円
参考元:GPIFの2020年度の運用状況から
コロナ発生時は、一次凄まじいマイナスになりましたが、
2020年が終わった時点で、大きくプラスです。
長期積立投資をしているので、当然の結果だと思っています。
話は変わりますが、当時マスコミは揃って「年金喪失」のような不安を煽る報道をしていました。
日本のマスコミの姑息な所は、マイナスの時だけ大きく報道し、
その後の回復により、収益を上げたことを放送しないことです。
マイナスを報道するならば、その後の変化(プラス)も報道すべきです。
国民の不安を煽る(年金運用を失敗している)ような報道することを主目的にしているとしか思えません。
そして、そういう報道をしている方々は、おそらく経済の知識もあり、分かって(狙って)報道している気がします。
つまり、長い目で見れば、一次マイナスに触れることもあるが、中長期的にはプラスになる。
そして、コロナのように経済に深刻なダメージを与える場合、世界同時株安になり、その瞬間だけを切り取れば”失敗した”ように見える。
そのタイミングに合わせて報道すれば(当然、人々も尋常ならざる事態に平常心ではないため、)人々の不安を煽るには十分な効果があります。
コロナは、私が資産運用して初めて経験する不況でしたが、
余裕資金で運用していたため、心の余裕がありました。
なお、GPIFは国内債券を25%、外国債券を25%、国内株式を25%、外国株式を25%と各資産を均等に運用しています。
当然それぞれの資産は運用目的が異なるため(例:債券は、安全重視)
リバランシングをして、調整しています。
リスクを取り過ぎないように、慎重に、でも確実に運用益を伸ばしています。
それでも、将来もらえる受給額は今の世代と比べて少ないと言うので、
やはり自分で資産を貯える必要がありますね。