iPadを見せて良い子と良くない子の見分け方ー前半
要求不満の子がiPadを見ると中毒になる
スティーブ・ジョブスが自分の子どもにiPadを見せなかったのは有名な話です。
この理由がよく分かりました。
iPadは説明書がなくても視覚的に操作がしやすく、
子供でも容易に楽しむことが出来ます。
今更ですが、スティーブ・ジョブズは天才です。
翻って我が家の場合、iPadの導入は失敗でした。
これは、自分達に代わり「子育て」をさせた代償です。
iPadを「見せてよい子」と「よくない子」を見分ける方法
主には、「見せない方が良い子ども」について書きます。
我が家は2人男の子がいます。
2人とも「1人で遊ぶことが出来る」という特徴がありますが、
性格、ことに執着心という点では、全く異なります。
見せない方が良い子どもの2つの特徴
①言われたことを素直に実践しない。できない
②寂しがり屋だが、意固地なところがあり、素直になれない
私は子育てのプロではないため、あくまでこれは私個人の意見です。
①言われたことを素直に実践しない。できない
素直に実践できる=”自分の意思で止められる”ということです。
たとえ、自分が楽しいことに熱中していたとしても、
約束事として決めていた事を途中で中断するのは、難しいです。
大人でも約束を守らない人が多い中、
子供からすると相当難易度が高いことだと思います。
それだけに、
「オモチャをすべて片づけたらiPadを見せてあげるね」
「明日の準備、寝る準備が出来たらiPadを点けてあげるね」
というのは、iPadを見れるというご褒美があったとしても、
したくないものはしたくありません。
それをした後に、ようやくiPadを点けるという段階に進みますが、
当然「見放題」というわけにはいきません。
「〇時にはiPad終了ね」
という条件が必ずつきます。
そして、この言葉の意味を納得しているかは別として、
「うん」と言わなければiPadを見れません。
この時に言う「うん」は”早く見せろ”という意味です。
iPadを見るまでに不満足度が高まっている
この段階にきて、ようやくiPadを見ることが出来ます。
特に「おもちゃを片付ける」というのは、大変な苦痛です。
彼らは、”散らかしている”のではなく、自分の世界をそこに造っています。
無造作におかれた電車や車やレゴは作品そのものです。
自分の頭の中で感じた心地よい世界を目の前に作り出し、
その世界観に浸っています。
その状態を壊す(片付ける)というのは、耐えがたい行為だと思います。
子供の中では、自分は「〇〇をするのを止めたんだ」
自分は「ここまで頑張ったんだ」という気持ちがあります。
・オモチャを出して散らかしていたこと
・明日の準備をしていないこと
親から見ると、自業自得だと感じてしまいますが、彼等はそう思いません。
親から意に沿わない要求をされて、それに仕方なく従っている。
そして、その苦渋の決断をしてでもiPadが見たい。
という気持ちになっています。
この時点で、彼らの中で相当iPad渇望度が高まっています。
当然、10~15分程度では満足できません。
「自分の欠けてしまった心が満たされるまで」を望んでいます。
と、長くなってきたので、②については次回の記事で紹介します。