子供の教育資金の運用方法【学資保険】
学資保険について調べてみました。
どういう商品なのか。どういう特徴があるのか。をお伝えします。
学資保険とは?
生命保険会社が販売している子供の学費を貯めるための保険。
契約時に定めた保険料を支払うことで、子供が一定の年齢になった時に
「祝い金」「満期金」という名目で、纏まった額の給付金を受け取ることが出来ます。
満期の設定は、高校、大学入学時。または20歳のタイミング等で設定します。
私の叔母は、大学入学時のタイミングで積み立てていました。
通常、学校に入学する年は、他の年と比べて教育費が多くかかります。
入学金の払い込み、制服代、教科書の購入費用が重なるからです。
学資保険の中には、複数回お祝い金として学資金を受け取られる商品もあります。
例:中学校入学時。高校入学時。大学入学時などに祝い金として受け取る
・学資保険の受け取りイメージ1
これとは異なり、当初設定した「満期」に一括で受け取るタイプの場合は、以下です。
私の学資保険のイメージはこちらです。
・学資保険の受け取りイメージ2
一括で満期保険金を受け取った方が、総受取金額は多くなります。
学資保険のメリット
万が一、保険料払い込み期間中に契約者(親)が死亡、
または所定の高度障害状態になった時、以降の保険料の支払いが免除されます。
そして、満期時に予定通りの学資金を受け取ることが出来ます。
これこそが学資保険の最大のメリットです。
不幸にも子供の成長を見届けることが出来ない方は一定数いらっしゃると思います。
確率で言うと0ではありません。
そのための保険です。
定期預金、株、投資信託なども学資保険同様に定期積立は可能です。
利回りで言うと、株や投資信託の方が圧倒的に良いです。
ただし、もしも不幸があり、以降の支払いが出来なくなる事態が発生した場合、
学資保険のように以降の支払いが免除されるということはありません。
当たり前ですが、従前どおり定期的にお金を積み立てる必要があります。
万が一の事態が発生した場合でも、子供の額資金を確保することが出来ます。
いわゆる「保障」があるのが、学資保険のメリットです。
学資保険のデメリット
①資金の流動性が悪い
②途中解約すると元本割れする可能性がある
①資金の流動性が悪い。
学資保険は、預貯金のように簡単に引き出すことが出来ません。
例えば「20歳」満期で契約した場合、その年まで資金が拘束されます。
支払う金額によっては、家計を圧迫することも考えられますので、
満期までの金額は計画的に決めた方がよさそうです。
②途中解約すると元本割れする可能性がある
途中解約も可能です。
解約すると、解約返戻金を受け取ることが出来ます。
通常、解約返戻金は払い込んだ保険料の合計額よりも少ないです。
特に契約後短期間のうちに解約した場合、
解約返戻金は0か、有ったとしてもごく僅かです。
元本割れを避けるためには、一定期間払い込みをする必要があります。
学資保険を選ぶ時の注意点
「払込免除特約」が含まれているかを必ず確認しましょう。
一般的には、保険契約に保証が組み込まれていますが、
「払込免除特約」を付加するタイプの保険も有ります。
学資保険を選ぶ場合は、付け忘れないように注意しましょう。
この特約が含まれていない場合は、万が一の時に対応できず、
学資保険のメリットを活かすことが出来ません。
単純にリターンを追求する場合は、学資保険の魅力は低いと思います。
ただし、万が一の事態が発生した場合でも「子供の教育資金を確保できる」
という意味では、学資保険ほ心強い商品だと言えます。
安心を買うという意味では、学資保険を選択するのも有りだと思います。