教育資金の運用方法【大学4年間で必要な学習費用】
前回の記事では「幼稚園~高等学校」までにかかる学習費用について紹介しました。
今回は、大学4年間で必要となる費用について紹介します。
同じ大学でも私立と公立、国立では異なります。
また、学部(文系、理系、医科、歯科)などにより、かなり変わります。
特に医科、歯科学部の授業料は非常に高いです。
以下の授業料は文系、理系学部の平均値です。
あくまで参考値として考えてください。
・初年度の大学諸費用
参考元:文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
・初年度の大学諸費用うちわけ
参考元:文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
入学費用は、入学初年度に1度だけ支払います。
私立、国立で、それほど大きな差はありません。
ただし、授業料に関しては、やはり差が開きます。
4年間の授業料を試算する
大学を4年間で卒業する場合それぞれ以下が必要になります。
・4年間の大学諸費用
参考元:文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
4年間経過すると、私立と国公立では200万以上の差が広がります。
50万円/年のGAPが発生している計算です。
・4年間の大学諸費用うちわけ
参考元:文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
これらはあくまで学習費用のみです。
私の場合、大学入学と共に一人暮らしを開始しましたので、
以下の費用がそれぞれ別途発生しました。
授業費以外に必要になる費用
・住居費
・食費
・毎月の水道光熱費
・新生活を開始するのに必要な家具、家電等を購入する費用等
・毎月の通信費(携帯、インターネット)
こういう事実を認識すると、憂鬱になりますよね。
大学の時は当たり前のように過ごしていましたが、両親に感謝です。
大学の費用はいつまでに必要か?
0歳から積み立てた場合、約18年間の運用期間があります。
18年あれば、投資信託またはETFで運用すれば、余裕で準備が出来ます。
大学卒業までに必要な学費はいくら?
大学卒業までに必要な学費を計算してみると、
まず「幼稚園~高等学校」までに必要な学費の最大値は、1,830万円超 です。
これに、大学の学費(約462万円)を合わせると、
合計”2,292万円”が必要になります。
眩暈がしますね。。
現実的なプランとしては、高校まではすべて公立。
大学は私立でもOKという状況にしてあげたいです。
効率的な資産の運用方法
前回の記事でも紹介していますが、投資信託、ETFが最適です。
ETFで運用する場合
・VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット)
・VT(バンガード・トータル・ワールド・マーケット)
投資信託で運用する場合
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
また、2024年には廃止になりますが、
可能な限りジュニアNISAで運用することをオススメします。
なお、ジュニアNISAで運用する場合は、ETFが良いです。
非課税というメリットを十分に活用できるからです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
子供が出来るとお金の悩みも出来ますが、正しい知識を知り、計画通りに準備すれば恐れることはありません。
時間を有効活用すれば、複利効果で元本を大きく増やすことは誰でも可能です。
一度積み立ての設定をしたら、基本的には放置です。
一時的に投資信託、ETFともに評価額が上下しますが、基本的には右肩上がりに成長しています。
そして、時間の経過とともにマイナスになる確率は急激に下がります。
何から始めてよいか分からない人は、 少額でも良いので、毎月、正しいインデックスに積立投資することをおすすめします。