株式運用のパフォーマンスを上げる定期的な損切【ポートフォリオの整理の仕方2】
今回も前回同様にポートフォリオの整理の仕方について、記載していきます。
前回は、保有銘柄のうち下落幅が最も大きい銘柄を処分する(損切する)
と言うことをお伝えしました。
これも「じっちゃま」=広瀬隆雄氏の考え方から学びました。
勝率の高い人の考え方を学ぶのは非常に有意義だと思います。
前回の損切方法とセットで今回の方法を実行してもらえればと思います。
ポートフォリオ内の損切の優先順位
・マイナス総額が最も大きい銘柄
表を見ると、ポートフォリオ内で最もパフォーマンスが悪いのは、DRVNです。
ただ、金額ベースでみるとXOMが一番です。
実体験だけに、このマイナスは、書いていて嫌な感じです。。
これはつまり、XOMのポジションが大きすぎることを意味します。
銘柄の選定誤り。
または、1銘柄に集中投資しすぎ(買いすぎ)です。
いずれにしても、購入自体が間違いだったということです。
処分の方法
半分(半額)損切りします。
もしも、この銘柄の決算業績(EPS、売上高)が悪い場合は、
躊躇なく全数損切して良いと思います。
株式運用のパフォーマンスを高めるコツは、
定期的に損切を行い、投資資金を確保することです。
そして、その資金をよりパフォーマンスの良い銘柄に振り分けることです。
そのため、ポートフォリオ内の最もパフォーマンスを下げている銘柄から、
粛々と整理していきます。
これまでせっかく保有してきた銘柄だけに愛着があったり、
持ち続けた時間や投資元本が減ることに、躊躇する人は多いと思います。
これを埋没費用の誤謬(Sunk cost fallacy)と言います。
すでに、過ぎてしまった時間、お金、労力は戻りません。
時間軸を伸ばせば伸ばすほど、そのコスト値は大きくなります。
このような事態に陥る前に、心理的な負荷が大きくなる前に、
「定期的な損切を行う」というのは大切だと思います。
私のような個人投資家が投入できる資金は限られています。
そのため少しでも可能性が高い銘柄に資金を投入し、お金に働いてもらい、
早く利益を稼ぐサイクルを作ることが重要です。