子供の資産運用に相応しい投資商品の選び方
最初から結論を言うと、子供の資産運用で選ぶべきは安全性が高い商品です。
安全性=分散投資されていることです。
安全性を重視する理由は、数年~10数年後 に確実に必要になるお金だからです。
子供が高校、大学に通うためのお金です。
「必要な時にお金がない」というのは、本当に不幸です。
2020年のコロナのような不測の事態は、今後も起こると思います。
疫病なのか、隣国の〇産党体制崩壊による経済ショックなのか(リーマンショックの数倍だと思っています)、それは分かりません。
そして、2021年現在、実経済はまだ回復していないものの、株価は好調です。
例:日経平均は21年2月15日にバブル期以来の30,000円台超え
例:NYダウは、21年5月10かに史上最高値(35,000ドル)を更新
前回のリーマンショックの時もそうでしたが、不況のあとは、その反動で経済が回復することが(コロナのように急激に回復することは稀ですが)分かっています。
世の中には様々な金融商品があります。
株、投資信託、仮想通貨、FX、CFD、不動産、金etc
ただし、それらの中でも子供の資産運用に適しているのは、
子供の資産運用に適している投資商品
①株(ETF)
②投資信託
のどちらかです。
金は安全性が高いですが、期待リターンがあまりよくないです。
(それでも、この10年で1.6~1.8倍程度になっていますが)
ETFと投資信託が良い理由
「分散投資」されているからです。
分散投資とは、1つの銘柄ではなく、複数銘柄に投資しているという意味です。
ETF、投資信託ともに複数の銘柄に投資しており、安全性が高い金融商品です。
それとは対照的に、1つの銘柄への投資はリスクが高いです。
なぜなら、
1社の集中投資の危険性
①お金が必要な時と株価低迷時期が重なった場合、最終的に資産が減る。
②1社のみに投資している場合、株価下落時時のマイナスを補填出来ない。
という危険があるからです。
これについては、具体例で示したいと思います。
APPLEという会社があります。
iPhone、iPad、iPods、Apple Watch、iMac等々身近な商品を販売している会社です。
ちなみに、APPLEは2021年6月時点で時価総額世界一です。
10年連続増配をしています。
これだけ聞くと良さそうですが、それほどスゴイAPPLEだとしても、1社に集中投資を行うのは危険です。
例えば、APPLEの株を1株130ドルで、100株購入したとします。
130ドル×100株=13,000ドルを保有
株は(投資信託も同じですが)、購入時の価格よりも市場価格が高い場合はプラス。
1株=140ドルに上がった場合
140ドル=100株=14,000ドル(+1,000ドル)
逆に購入価格よりも市場価格が低い場合はマイナス。
1株=120ドルに上がった場合
120ドル=100株=12,000ドル(-1,000ドル)
という評価が行われます。
APPLEのような超大型株は、安定性が高いのですが(経営破綻は考えづらい)
投資の世界に「絶対」というモノはありません。
例え、業績が好調でも、市場の影響から株価が下がることがあります。
好調な場合は、時間の経過と共に株価が回復する可能性が高いですが、
それでも一定期間株価が低迷することは十分にあり得ます。
冒頭で言った、お金が必要な時期に株価が低迷している場合、最終的に資産を減らす結果になります。
こういう状態を投資の世界では「卵を1つの籠に盛るな」と言います。
もしも1つの籠に卵を盛っていた場合、それを落としたらすべて割れてしまいます。
未来のことは誰にも分かりません。
素直に先人の教えに従い実践します。
子供のための大切なお金です。
大勝するよりも小さな勝利を重ねていく方が、大切です。
それが結果的に資産を築くことになると思います。