長期分散投資の効果【GPIFのデータ参照】
子供たちの資産もそうですが、私自身の資産も"中長期運用する前提"で考えています。
短期で大きくリターンを狙うのは、素人には難しく、またその技能もありません。
インデックス長期投資で運用するのが最適解だと考えています。
今回紹介するのはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資料です。
100万円を4資産に各25%ずつ1年間運用した場合
1つ目に紹介するのは、過去に100万円をそれぞれ「国内債券・国内株式・外国債券・外国株式」に25%ずつ投資し、1年間保有した場合の運用成果です。
・1970年1月~2020年12月末までに1年単位で運用したデータ
参考元:長期分散投資の効果|年金積立金管理運用独立行政法人 (gpif.go.jp)
1年間の運用成績を見ると、100万円の投資元本を割り込んだ年がいくつかあることが分かります。
回数で言うと、51回中15回。
51年の運用歴の中で、15年分は元本割れした年があるという意味です。
最大と最小の差は、61万円!!
平均は107万円。
毎年同じ配分で投資していても、その時の景気によってこれほど差が開くのですね。
100万円を4資産に各25%ずつ10年間運用した場合
一方でこちらは、過去に100万円を それぞれ「国内債券・国内株式・外国債券・外国株式」に25%ずつ投資し、10年間保有した場合の運用結果です。
・1970年1月~2020年12月末までに10年単位で運用したデータ
参考元:長期分散投資の効果|年金積立金管理運用独立行政法人 (gpif.go.jp)
さきほどの資料と同様に1年ごとだと、大きな利益が出た年と大きな損失が出た年があります。
ただし、投資期間が長ければ長いほど、利益と損益の偏差が相殺されて、右肩上がりに収益が積みあがっています。
10年間投資して元本を割った回数は0回です。
最大と最小の差は、184万円!!
平均は186万円でした。
長期分散投資は素人に最適
以上のことから、ある程度の期間(今回で言うと10年間)投資して保有すれば、
元本割れする確率は低いということです。
そして、この資料から”運用成績はプラスになる可能性が高い”ことが分かります。
私のような素人は、株式市場の動きに対して「α」を狙うのは難しいです。
それならば市場と連動する指標「※β」を購入して資産運用していくのが、
勝率の高い運用方法だと考えています。
※ 投資信託、VTI、VTなどです。
長期運用する中でマイナスもあるが
当然、ある瞬間を捉えればマイナスになることもあります。
直近で言うと、コロナが広がった3月末頃など。
ただし、長期保有すれば、そういう大きなマイナスの振れ幅も薄まるため、
最終的にはプラスになると考えています。
銀行に預けていても、お金は増えません。
積極的に株式市場(または投資信託)に参入して、資産運用していくのが今後最低限求められる習慣だと思っています。